**FU-RA**

〜メモ的なものとか雑記とか色々〜

   岩出山の放射線数値


岩出山の放射線量について、気になって検索している方も多いようなので。
(岩出山というワードをこのブログでも数度出しているため、
こちらに寄り道してしまう人も少なからずいるようです)

確かに私も岩出山の放射線量の数値に驚愕しました。
大崎市で計測、発表した数値も、当初噂された数値より低くなってはいますが
他の地域より断然高いということは事実であり、
実際に注意しなければならない地域であることは明確です。

私の家の狭い敷地の中にさえホットスポットがあるのですから、
探せば至る所に高い数値が出るポイントはあります。
が、行政のモニタリング数値はどこも詳細には載せてませんので
高い数値が出る場所がどこかを教えてくれ と、期待するのは無駄です。

ただ、私もガイガーカウンターを使用するようになってからは、
購入前と比べて 少なからず勉強もするようになったので、
ちょっとだけ注意を促します。



数値は目安だということ。
計測器によっては誤差もありますし、使い方も違います。
計測する位置によっては「校正」という作業を機器ができなくなり、
間違った数値を出してしまうこともあります。
例えば、今回岩出山の局部的なポイントで
高い数値を出した計測器(Inspector)の場合、
γ線の数値を正しく計るためにはオプションで購入するカバーを取り付けなければなりません。
(通常自治体がモニタリングで発表している数値はγ線のみの数値です)
α線、γ線、β線を計測できるInspectorのような機器の場合、
γ線のみを計るためにα線とβ線を遮断する必要が出てくるわけです。
遮断なしの計測値は、α線とβ線の数値がプラスされている数値だと見なさなければなりません。

そして、μSv/hという値ですが
μSv/hの目盛りを読んでもいいのは、
GM管がγ線「のみ」を計測している時に限ります。
複数の放射線を計測している場合は
cpmという単位で読み取る必要があるということ。

α線やβ線などの放射線核種の影響が強く出るポイントに
線量計を近づけて測定するときは、
どんな線量計でも大きな誤差が出る可能性があります。


自分自身もまだまだ計測初心者なので偉そうなことは言えませんし、
計測して発表したのは親戚だったりするので 複雑な心境ではあります。
忙しい中 自ら進んで市への根回し活動や、放射線の知識をひろめる活動をしてくださってるので、一概に数値を否定するのは心苦しいですが、市の発表前に拡められた数値は、γ線以外の数値がプラスされた多めの値だと見るべきでしょう。

ただし、宮城は県南と県北の汚染が激しいということは事実です。
各地のモニタリング状況や有志の測定値、早川由紀夫氏の放射能地図でも
既に汚染が酷い地域は確定されてきました。
(テレビや新聞が発表しているかは謎ですが)
従って、県北においても、子供の施設などは特に充分な注意を払い、
大人が除染活動をできる体勢を早急に整える必要があると思います。




20110630 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章


皆さん最近簡易型の測定器というものを買われて、それぞれ測定されているようなのですが。簡易型測定器というのは、言葉は悪いけど、相当誤差の大きな物です。あんまり数値自身を信用しないほうがいいと思います。(そうなんですか)はい。ですから簡易型測定器を5個とか6個とか10個買ってきていただいてですね、それをおんなじ所で測ってみたところで、値自身は何倍も違うと思う。ですから測定値自身が高いとか低いとかいうことで、あまり値自身を問題にするということは正しくありません。(じゃあ私たちはその放射線の値というのは何を信じていっていいのでしょうかね?)放射線の測定というのは厳密にいうと大変難しいのです。私のような専門家がやろうとしても正確に空間のγ線量率を測定しろと言われてもなかなか難しいですし、簡易型測定器というのはもう山ほどの過程を入れてもともと精度が良くない測定器で、山ほどの過程を入れて値を出してきていますので、値自身は正しいと思わないほうがいいと思います。その測定器をもって自分の家の1メートルの地点。建物があんまりないところの1メートルの地点。グランドに行って1メートルの地点とか。おんなじような条件で計ったときに、どの場所がどの程度、何倍かとか何分の1とか、相対的なものを見ることだけに使って欲しいと思います。(では一回測ってこの数値が出たからというのではいけないということですね。)はい、そんな事で騒ぐと疲れるだけだと思います。

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ」より引用




個人の測定については、小出裕章先生も、値を信用するなとおっしゃってます…が

今現在、放射線について全く無関心な人も大勢いるという現実の中で
数値に驚く必要もあるんじゃないか と、私的には思っています。
そこから放射線への興味、勉強、知識、行動へと繋がっていってほしい。



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